個人情報の削除依頼メール・文例テンプレート【そのまま使える】
約8分で読めます ・ 更新 2026-08-19
記事の要点まとめ
- 個人情報の第三者提供の停止や消去は、個人情報保護法で認められた正当な権利です。
- そのままコピーして使える3種類のメール文例テンプレート(提供停止、提供停止+開示、再請求・督促)を用意しました。
- メールには、本人を特定するための必要最低限の情報を記載し、回答期限を設けることが重要です。
- 手続きの標準的な対応期間は「14〜30営業日」が目安となります。
- 相手企業がオプトアウト届出事業者の場合、第27条第2項に基づく「提供停止」には無条件で応じる義務があります。
削除依頼メールを送る前に知っておくべきこと
迷惑なダイレクトメール(DM)が届いたり、見知らぬ不動産会社から突然電話がかかってきたりした場合、自分の個人情報が名簿業者などを通じて流通している可能性があります。このようなとき、情報の提供元となっている業者に対して、自身の個人情報の取り扱いを停止するよう求めることができます。
企業に対して個人情報の削除(正確には「第三者提供の停止」や「消去」)を求めることは、決して特別なことやクレーマー行為ではありません。個人情報保護法に定められた、あなたの正当な権利の行使です。感情的にならず、法律に基づいた手続きであることを冷静に伝えることが、スムーズな対応を引き出すコツです。
企業への具体的なアプローチ方法や手続きの全体像については、個人情報の削除請求のやり方の記事で詳しく解説していますので、併せてご確認ください。
状況別:そのまま使えるメール文例テンプレート
ここでは、状況に合わせてそのままコピー&ペーストして使える3つの文例テンプレートをご紹介します。ご自身の状況に最も近いものを選び、`【 】`で囲まれた部分をご自身の情報に書き換えて送信してください。
テンプレート① 第三者への提供停止のみを求める場合
最も基本的なテンプレートです。個人情報保護委員会に届け出ている名簿業者(オプトアウト届出事業者)に対して、これ以上自分の情報を他社へ販売・提供しないよう求める場合に適しています。個人情報保護法 第27条第2項により、オプトアウト届出事業者はこの請求に応じる義務があります。
件名:【個人情報の第三者提供停止の請求】自分の名前(フルネーム)
本文:株式会社〇〇(※相手先の企業名)個人情報保護お問合せ窓口 担当者様
突然のメールにて失礼いたします。〇〇 〇〇(※あなたのフルネーム)と申します。
貴社が保有する私の個人情報につきまして、個人情報保護法 第27条第2項の規定に基づき、当該個人データの第三者への提供を直ちに停止するよう請求いたします。
本人確認のため、以下の情報をお知らせいたします。
【本人情報】・氏名:〇〇 〇〇(ふりがな)・住所:〒000-0000 都道府県市区町村〜・電話番号:090-XXXX-XXXX・生年月日:〇〇年〇〇月〇〇日
本手続きにあたり、追加で本人確認書類等の提出が必要な場合は、その旨をご連絡ください。また、本請求にかかる第三者提供の停止措置が完了いたしましたら、お手数ですが本メールへの返信にて完了のご報告をお願い申し上げます。
対応の期限につきましては、本メール送信日より14営業日以内を目安にお願いいたします。何卒よろしくお願い申し上げます。
氏名:〇〇 〇〇住所:〇〇県〇〇市〇〇町1-2-3電話番号:090-XXXX-XXXXメールアドレス:your-email@example.com
テンプレート② 提供停止に加え、保有個人データの「開示」も求める場合
第三者提供の停止だけでなく、「私の情報をどのような項目(電話番号、職歴など)保有しているのか」を同時に確認したい場合に使用します(個人情報保護法 第33条に基づく開示請求)。どこまで情報が漏れているかを知りたい場合に有効です。
件名:【保有個人データの開示および第三者提供停止の請求】自分の名前(フルネーム)
本文:株式会社〇〇(※相手先の企業名)個人情報保護お問合せ窓口 担当者様
〇〇 〇〇(※あなたのフルネーム)と申します。
貴社が保有する私の個人情報につきまして、以下の2点を請求いたします。
- 個人情報保護法 第33条に基づく、貴社が保有する私の個人データ全項目の開示
- 個人情報保護法 第27条第2項に基づく、当該個人データの第三者への提供停止
本人特定のための情報は以下の通りです。
【本人情報】・氏名:〇〇 〇〇(ふりがな)・住所:〒000-0000 都道府県市区町村〜・電話番号:090-XXXX-XXXX・生年月日:〇〇年〇〇月〇〇日
データの開示方法につきましては、本メールアドレス宛への電子データ(PDF等)の送付を希望いたします。開示手続きに関する手数料や、追加の本人確認が必要な場合は、その詳細をご案内ください。
本請求への対応につきましては、本メール送信日より14営業日以内を目安に、進捗状況または完了のご連絡をいただけますようお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。
氏名:〇〇 〇〇メールアドレス:your-email@example.com
テンプレート③ 再請求・督促(連絡しても対応されない場合)
最初の依頼文を送ってから、標準的な対応期間である14〜30営業日が経過しても一切の返答がない、または対応が遅延している場合に使用する督促のテンプレートです。
件名:【再請求・ご確認】個人情報の第三者提供停止に関するお願い(自分の名前)
本文:株式会社〇〇(※相手先の企業名)個人情報保護お問合せ窓口 担当者様
〇〇 〇〇(※あなたのフルネーム)と申します。
〇年〇月〇日付のメールにて、個人情報保護法に基づく個人データの第三者提供停止を請求いたしましたが、現在に至るまで貴社からのご回答をいただいておりません。
行き違いであれば恐縮ですが、本メールにて再度、当該個人データの第三者提供停止を請求いたします。
【本人情報】(再掲)・氏名:〇〇 〇〇(ふりがな)・住所:〒000-0000 都道府県市区町村〜・電話番号:090-XXXX-XXXX
つきましては、本メール受信後、速やかに手続きを進めていただき、〇年〇月〇日(※送信日から約1週間後の日付)までに完了のご報告、あるいは現在の進捗状況につきましてご回答をお願い申し上げます。
万が一、上記期限までにご対応やご連絡をいただけない場合は、誠に遺憾ながら、個人情報保護委員会への申告等の措置を検討せざるを得ません。速やかなご対応を何卒よろしくお願い申し上げます。
氏名:〇〇 〇〇メールアドレス:your-email@example.com
送信時の注意点と補足
| 項目 | 注意点 |
|---|---|
| 宛先 | 企業のプライバシーポリシーページ等に記載されている「個人情報保護に関するお問い合わせ窓口」のメールアドレス宛に送ります。不明な場合は、代表アドレスやお問い合わせフォームを使用します。 |
| 本人情報 | 相手企業があなたをデータベースから検索できるよう、氏名、住所、電話番号などを正確に記載してください。引っ越しをしている場合は、過去の住所も併記すると確実です。 |
| 回答の記録 | 企業からの回答メールは、手続きが完了したという重要な証拠になります。絶対に削除せず、大切に保管しておいてください。 |
オプトアウト届出事業者とはどのようなものか、なぜ彼らが情報を保有しているのかについては、名簿業者とはの記事で詳しく解説しています。
FAQ(よくある質問)
Q1. メールではなく、電話で削除依頼をしてもいいですか?
A1. 電話でも可能ですが、あまりお勧めしません。「言った、言わない」のトラブルを防ぐため、また請求の事実を正確に記録として残すためにも、メールやお問い合わせフォームなどの文章で記録が残る方法で行うことを強く推奨します。
Q2. 企業から「利用停止・消去(第35条)」はできないと断られました。どうすればいいですか?
A2. 個人情報保護法 第35条に基づく「利用停止・消去」は、企業側が法律違反をしている場合などの「条件つき」の権利であるため、断られるケースがあります。しかし、相手がオプトアウト届出事業者であれば、第27条第2項に基づく「第三者提供の停止」には無条件で応じる義務があります。消去が無理でも、「他社への提供停止」へ切り替えて再度請求してみてください。
Q3. Banzappがこのメールを代わりに送ってくれますか?
A3. 送りません。Banzappが用意するのは、あなた自身の名前の請求文です。名簿業者への送付は、メールでもフォームでも郵送でも、ご自身で行ってください。